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厚生労働省が、2000年の「人口動態統計」を発表した。2000年 に生まれた赤ちゃんは何人、というあれである。 あなたは、この数字を見て、何を思われるだろうか。 夫から言い出した離婚なのか、妻からの申し出なのか、統計表は何も語らな い。 「振り向けば、君がいて」 もっとも専業主婦にとって、熟年離婚は、生活するのにはあまりに不利なこと が多い。 先日発表された小泉内閣の「骨太の改革」には、年金等の社会保障を、「世 帯」から「個人」へ、という項目がある。 |
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妻からの離婚請求が増えたという、ちょっと嬉しい報告。 例えば、「現代の若者にモノ申したい」という話題でしばしば出てくるのが「近 頃の女子高生たちの言葉はひどいものだ」という嘆き。 10月からDV法は実施されるけれど、いわゆる「女性言葉」は、この“男性の暴力”を許容してはいないだろうか。 荒っぽい言葉がいいのではない。しかし、「女性言葉」の成り立ちそのものが、 もしかしたら、女性の生き方に制約を加えることになって来たのかも…。 |
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昨年実施された国勢調査の抽出速報集計が発表された。 今までのシステム、といえば、「結婚」というのもそうかもしれない。 25歳は「クリスマスケーキ」。26(日)歳になったら「商品価値が下落する」 (!!)なんて言葉を聞いて育って世代からしてみると、20代後半の女性で結婚していない人が半分を超えている現状は、隔世の感がある。 未婚率は、各世代共通に上昇している。が、女性の未婚率は、それでも40歳を越えると1割に満たない。 「中高年男性」には「妻」がいるものだ、という「常識」が、現実問題として、 「常識」ではなくなり始めているのではないか。 「家庭」というのは、夫と専業主婦の妻と子ども2人、という前提で作られた 「システム」の、抜本的な見直しが必要なときが、確実に到来している。 |
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25歳までに結婚しないと“いき遅れ”だという「クリスマスケーキ説」は、 初婚年齢の上昇で、「晦日(みそか)蕎麦説」となったとも聞く。
29まではいいが、30になると、商品価値がなくなるという意味は同じ。 ほっといてくれい!と思う。何で女にばかりに旬? 近所に、“70代の夫婦に48歳”の息子という核家族がある。親と子どもだ けだから、れっきとした核家族。 まさかのリストラや昇給ストップの企業が増えて、共稼ぎが必然的になってきた昨今、仕事と家事と育児を一手に担う妻には辛い日々。 “家事は妻の仕事”と考えている夫の不満度は、“家事は対等”と考えている 夫の不満度よりずっと高いという調査がある。 |