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1月15日
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イケメン (カナコ) |
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昔ながらのヒビ割れた鏡餅でぜんざいを作りながら、女性の適齢期の話を思い出した。 しかし最近、男性の見栄えを評価する「イケメン」という言葉が市民権を得てきた。 考えてみれば、「男は顔じゃない」という価値観がまかり通っていたのは男性社会だけであって、女性は「若い男性に入れてもらったお茶はおいしい」と、思っても言わなかっただけなのかもしれない。
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新しく市民権を得る言葉がある一方で、使われなくなる言葉もある。 「嫁入り前の娘」がいなくなったからでなはない。 4半世紀前には、「嫁入り前の娘」といわれたのはだいたい20〜25歳ではなかったか。 脅されて、あわてて嫁入りした彼女たちが、今の「未婚女性」の母親たちの世代か。 水の婚 草婚 木婚 風の婚 婚とは女を昏くするもの (道浦母都子) 「昏い」 くらい、と読む。
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2月22日
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悲しい性(さが) (カナコ) |
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最近、大手の企業や公務員に「定年前講座」が実施されている。 定年退職して、「これからはボランティアとして市民活動をする」と一念発起し た、ある男性がいた。彼は、NPOの事務所をしっかりと預かるからと、張り切って通い始めた。 組織に属して生きることがすべてであった男性の、悲しい性(さが)なのか、定年後に地域に戻った男性の評判は、決していいとは言えない。 部長・課長の肩書きより、もしかしたら『ただの人』という「人生の部署」が、一 番むずしいのかもしれない。
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♪母さんが 夜なべをして・・・ 「夜なべ」が分からない時代には、「手鍋さげても」もおそらく死語であろうが、「好きな人と夫婦になれるなら、どんなに貧乏な生活でもいい」という意味で使われてきた語である。 「手鍋下げても」と一緒になっても、何十年にわたる結婚生活で、二人の間も変わってくる。 そして、 「あ、梅が咲いているね」「木蓮のつぼみもふくらんできた」と、二人で散歩す る関係は、一朝一夕にはできない。
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桜の便りが聞かれるこんな頃になって、やっと年賀状の整理がすんだ。 年賀状は、家族全員の名前を書くもの、それが「ふつう」だった。 印刷屋さんに頼んでいた頃は、家族誰もが使えるように、家族連名のが多かったのかもしれない。 年々歳々花相似たり。 人が出す年賀状が、様変わりするのも、当然のことだろうか。
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3月22日
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長男 (カナコ) |
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年賀状などに家族全員の名前を書こうとする時、子どもはどう いう順に並べる? 日本は、生まれ順を必要以上に重視する。それも「第一子・第二子」という表記ではなく、男と女に分けて、戸籍にも「長男」や「次男」と記載される。 ただ、この記載は婚姻届を出している夫婦の子どもだけであって、婚姻届を出していない夫婦の子どもは、きょうだいが何人いてもすべて「男」「女」「女」という、順番なし・性別のみの表記。 戸主制も長子相続もなくなった現代、続柄は、住民票と同じように「子」で十分・・・と思うのは、我が親からいまだに「お姉ちゃん」と呼ばれる違和感を痛感しているからだろうか。
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夕方になって雨も上がり、昨晩は、満開の桜に満月だった。 願はくは 花のしたにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ 佐藤義清という名の北面の武士(鳥羽上皇に仕えた)であった彼は、23歳の時突然出家した。 「出家」してしまえば、「親」も「子」もない。 すべて世俗のつながりを絶って、彼が選んだのは「仏弟子」。 |
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4月20日
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深くて暗い川 (カナコ) |
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心地よいさわやかな気候に、大型連休が重なる季節・・・結婚式の招待状が続けて2通届いた。 知り合いの何人かが、2組の招待状を受け取って、その形式について賛否両論、喧々諤々。 「変わらない」と言えば、朝ドラのヒロインのセリフ。 ずっと昔に、「♪男と女の間には、深くて暗い川がある〜」という歌を聴いたことがあるけれど、もしかしたら、変わる人たちと変わらない人たちとの間にも、超えられないほどの大きな川があるのかもしれない。
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5月22日
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根性 (カナコ) |
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オリンピックまで、あと80日とかで、参加メンバーが刻々と決まってきている。 女性選手が多くなった理由を、監督陣はこんな風にコメントしているという。 確かに、日本の女子バレーやホッケーが強いとするなら、男子バレーやホッケーも同様に強くていいはず。そうならないのは、“根性”の差なのか オリンピックそのものには大して興味はないが、監督陣が女性の底力に気づいてくれたとすれば、その点だけはちょっと嬉しい。
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結局男子バレーは、オリンピックの出場権を手にすることができなかった。 知り合いの高校生に、「どんな高校生だったのですか?」とたずねられた友人がいる。 〈女性としてのたしなみを忘れて、ふざけさわぐ少女(女性)〉(三省堂『新明 解国語辞典』) 大きく、強く、しなやかに、たくましく、粘り強く闘い抜いた女子バレーの選手 たち。 「東洋の魔女」から40年が過ぎた。
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「大きくなったら何になりたい?」という質問に、多くの女の子が「お嫁さん!」と答えていたころがあった。 会社に勤めるかわりに、結婚する。結婚すれば、一生「食べていける」。 先頃、2004年版の「男女共同参画白書」が出た。 《一時中断型支持と中断なし就業支持を合計すると、7割近くの男性が女性の就業について肯定的な考えをもっている。この男性の急激な意識変化を、過去からの社会情勢に重ね合わせてみると、賃金の伸び悩みやリストラの増加などの厳しい経済社会情勢が、その意識にかなり影響していると考えられる。現在の日本では、給料が右肩上がりに増えていた高度成長期とは違い、家族のうちで男性一人が働く構図では家計を支えきれなくなるリスクが増大している。生計を維持することへの危機感が、世代に関係なく、女性もともに働くことを支持する男性の増加を促している大きな要因と思われる。 》 意識の変化の最大の原因は、「男女共同参画の啓発」ではなく、経済状況がもたらしたもの。 一方女性は、「お嫁さん!」と答える子がいなくなったことでもわかるように、結婚後も働きたいと考える女性はこの30年間で増加している。 子どもができても働き続けて欲しい、と願う男性と、一時お休みしたいという女性。
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6月27日
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ママさん選手 (カナコ) |
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オリンピックの女性選手の割合が増えたのにも、厳しい経済社会情勢が影響している。 不況のせいで、今までの“企業スポーツ”という形態が維持できなくなり、それまで 「走ったり・投げたり」していればよかった選手たちが、普通の仕事も十分にこなしていかないと、企業に在籍することが難しくなった。 一方、女性側に起きたのが、意識の変化。 男性の場合、子どもがいるかどうかは、選手の紹介事項に入っていない。しかし、女性選手に子どもがいることは、結構なニュース。
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